最近よく見かけるようになったフロントデッキパッドですが、その効果はどうでしょうか。
意外と高価だし、
貼り方も失敗したくないし、
使ってみて自分に合わなかったら損だし、
そんな不安はあると思います。
この1年間、いろんなタイプのフロントデッキパッドを試してきましたが、グリップ力が上がりとても気に入っています。
しかし、失敗したこともあります。
その経験をもとに、フロントデッキパッドについて、皆さんが気になるところを解説していきたいと思います。
フロントデッキパッドとワックス
サーフワックスと併用で使ったほうが良いです!!
フロントデッキパッドだけではワックス効果の面積が足りずパフォーマンスは落ちます。
ワックスを塗らないでサーフィンをしたら最悪でした。
波待ちの時に、板が滑って板がすっぽ抜けちゃったり、
テイクオフの時に手が滑ってしまったり、
パドリングするときに、太ももなどでコントロールするときに滑ってうまく力が伝わらないことがあります。
ですので、デッキパッドを貼っていないところにワックスを塗った方がいいです。
フロントデッキパッドの選び方
フロントデッキパッドの選び方の4つのポイントを紹介します。
薄いタイプをチョイスしよう
どのパターンのフロントデッキパッドもグリップ力は抜群ですが、厚みのあるタイプですとフワフワしてボードに加重した反応が悪く感じます。
また、パドリングやテイクオフの時に、胸とボードの隙間に水が入りこみ、ボードがブレたりする現象が起こります。
さらに、立とうとした際、前足の中指が引っかかる時があります。
ですので、コーデュロイタイプや菱型の凸凹タイプでも薄いものを絶対選びましょう。
安い無名の凸凹タイプが使いにくく失敗しました。
クラッシックボードやオルタナ系ボードは透明なフィルムタイプ
ピンタイプやレトロフィッシュなどテールのデッキパッドを貼るのがダサイと言われますが、確かにせっかくのデザインや美しさを隠してしまうしレトロ感を損なってしまいます。
ですが、透明なフィルムタイプでしたらデザイン性を損なうことなくグリップ力を保つことができます。
剥がれにくくするため、貼る前のワックスリムーバーで板を拭き取りゴミや空気が入らないように注意しましょう
テールのデッキパッドのブランドと合わせよう
ブランドを前後合わせるとデザインの統一感がでますし、素材の感触も違和感がなく使用感も馴染みます。
テールデッキパッドのブランドがコーデュロイタイプが無いなど、好みの厚みやパターンを発売していないなどの場合は、ボードの色と合わせたフロントデッキパッドが良いでしょう。
デザインやカラーは好みで自分のセンスを出していこう
サーフィンはサーフスタイルや個性など、自分の感性を出してもいいカルチャーです。
人と全く同じは嫌だけど、抑えるところを抑えて自分らしさをチョイスしましょう。
フロントデッキパッドの貼る位置
フットポジションによって決めましょう。
フロントフッターは前の方に、バックフッターは後ろの方に貼りましょう。
自分のフットポジションがわからない人は、使用ボードの ワイデストポイントが前寄りなら前の方に貼り、後ろ寄りなら後ろの方に貼る目安にしましょう。
カッコよさを優先にして後ろ目に貼ると、波待ちのお尻は安定しますが、テイクオフの手をつく時や前足を前に踏みなおした時に滑って、したくもないパーリングになったりします。
パフォーマンスを優先するなら、テイクオフで手をつく辺りから貼ることをおすすめします。
フロントデッキパッドの貼り方
- 貼る面のワックスや脂分をワックスリムーバーなどで十分に取りましょう。
- 中心を決めよう。(ストリンガーがある板なら中心でOK)
- 前述の貼る位置を参考に仮配置する。(裏紙は剝がさない)
- 遠目から見ても納得できる位置に合わせ、鉛筆で縁取りを書く。
- 裏紙を1/3くらい剥がし縁取りに合わせて置く。
- 粘着面を合わせ残りの裏紙を引き抜くようにして粘着させる。
- 全て貼ったら空気を抜くように端から順に指で押して密着させていく。
- 24時間以上置き、サーフィンする前に剥がれ無き事をチェックしましょう。
※強く押しすぎたりするとサーフボードが変形する恐れがあります。ボードスタンド等に置き、安定した所で作業しましょう。
※冬場など極端に寒い場所や濡れた状態で貼ると粘着が悪くなることがあります。
※説明書をよく読んでから貼り付けてください。
フロントデッキパッドのメリット
メリット
1)Waxの使用料を削減できる。
2)Waxを塗るのが下手な人でもグリップ力を確保できる。
3)サーフボードのデッキ面の保護
4)EPSボードの浮き上がりの軽減
5)カッコイイしパフォーマンスが上がる!
私の場合、前足を踏むところが決まって凹むため、3か月も使用するとストリンガーが浮いてきてしまい、パドリングでみぞおちの骨が当たり痛くなってしまうのですが、フロントデッキパッドを貼ってから凹む量が減りストリンガーが当たって痛む事が1年使ってもありません。
フロントが多少重くなるため、テイクオフでノーズが下がりやすく感じます。オフショアにも良くなります。
フロントデッキパッドのデメリット
デメリット
1)地味に高価で失敗した時の精神的ダメージが大きい。
2)ボード本来のデザインを損なう。
3)ブーツ着用時に、たまにひっかかる。
4)剥がした時に日焼け跡の境目がつく。
5)賛否があるので否の意見を押し付けてくる人がたまにいる。
フロントデッキパッドおすすめ
コーデュロイで滑りにくく丈夫なのでおすすめです。
切り返しが斬新で、コーデュロイで薄手。
貼る面積が広いのでボードの保護性がいいと思います。
黄色があるので、黄色い板にはいいかなと思います。
人気のアルメリックのトラクションパッドにもフロントがラインナップされました。
板の広い面をカバーできるのでおすすめです。
コーデュロイでは無いのですが、グリップ力があります。
フロントデッキパッドのおすすめを紹介!のまとめ
フロントデッキパッドの使うメリットや貼り方、おすすめのものなどを紹介しました。
フロントデッキパッドを使おうか悩んでいる方や、選ぶときのヒントになったら嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。