サーフィンで人気が急上昇のツインスタビのフィンセッティングですが、まだまだ認知度が少なく、知っていても手を出せない方も多いのではないでしょうか。
そこで、サーフィンのツインスタビについて、初心者でもわかりやすくツインスタビのメリットデメリットや特徴や乗り方を紹介していきたいと思います。
ツインスタビはテイクオフが早くなり、大波でも小波でも対応できるフィンセッティングです。
ぜひ、トライしてみてはいかがでしょうか。
ツインスタビとは?
ツインスタビとは?
サーフボードのフィンセッティングの種類です。
フィンが両サイドに1枚ずつ合計2枚のツインフィンと、それにセンターフィンがついたトライフィンの良いとこ取りしたセッティングがツインスタビになります。
ツインフィンの様な大きいサイドフィンに小さいセンターフィン(スタビ)のセッティングで使用しますので、サーフボードはトライフィン用のフィンボックスが着いたボードがセッティングできる対象となります。
※ツイン用やクワッド専用のボードには取付け出来ません。
上級者はもちろんですが、板をコントロールしたい初級者の方も上達の手助けになります。
ツインスタビのおすすめモデル5選!
◉MR マークリチャーズ
ツインスタビの代名詞で基本となるテンプレートです。
どんなボードにも合いますが、比較的大き目のボードとの相性が良いです。
どれを選んでよいか迷ったらまずこれを選んでも間違いないでしょう。
◉ミックファニング 2+1
スピード、回転性、ホールド性、反応性のすべてがワンランク上の性能です。
その性能を活かすにはパフォーマンス寄りのボードと相性が良いです。
◉エンダーフィン 2+2
ケリースレーターが開発した回転性と安定性を両立しているフィンです。
水に浮く素材で作られており、2種類のスタビが付属しているので、波のサイズや好みに応じて変えて楽しむことができます。
浮力の少ないボードにフィンの浮力が手助けになりテイクオフが早くなります。
◉アルメリック 2+1
フィンが細く長いので、トライフィンから違和感なく変えられます。
他のモデルよりサイドフィンのホールドが弱いですが、変に引っ掛からずコントロールしやすいです。
アベレージモデルのボードとの相性が良いです。
◉MACHADO マチャド 2+1
天才ロブマチャドの考案したツインスタビです。
デザインも木目で秀逸!オルタナ系のカラーリングのボードにマッチします。乗り味はアルメリック2+1とも似ていますが、こちらの方がルース感が少な目でコントロールしやすいです。
クラッシックな見た目とは違いパフォーマンス系の板にも合います。
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ツインスタビのメリット・デメリットとは?
メリット
①センターフィンが小さく抵抗が少ないのでテイクオフが早くなる。
②板を動かしやすく、波のパワーポイントを覚えやすくなる。
③アクションがしやすくなり、板のコントロールが上達する。
④脚力の弱い人でもリップに上がりやすい。
⑤小波でも縦のアクションがしやすい。
デメリット
①パワーサーフィンに向かない。
②板が簡単に動くので、足だけで動かすサーフィンになりがち。
③FCS2のスタビを外すとき、フィンの前側の付け根を折りやすい。
④慣れないと大きい波でバランスを崩すことも。
ツインスタビの使い方・セッティング方法を解説!
ツインスタビはトライフィンのショートボードなら、どんなボードでも使用できますし、その変化を楽しむことができます。
スワローテールやウィングスワローとの相性は抜群ですが、スカッシュテールやラウンドテールにも合います。
回転しやすいテールには大き目のスタビのモデルがよく、回転しにくいワイドスカッシュのテールには小さいスタビか細長いスタビのモデルが相性が良いです。
個人的には、コンケーブの深い板やチャンネルの入った板でツインスタビを使うとよりスピードが出ると感じています。
また、スタビだけを変えて、いろんな組み合わせで使うのも面白いです。
自分のお気に入りの板がツインスタビでさらに楽しくなること間違いなしですよ。
ツインスタビで乗り方やサーフィンを上達させる方法!
ツインスタビは、
アップスや、縦のアクションを上達させたい人に向いています。
ツインスタビはセンターフィンが小さいため、水の抜けが良くスピードが出ますが、クワッドのように横移動のホールドが強いわけではないので、下へのスピードに効果があります。
ダウンザラインを積極的に使うことで、ボトムでのスピードが上がり、その回転性の良さからグイっとリップに向けて鋭角に上げやすくなります。
そしてリップからサイドフィンを引っかけるようにして返すとリッピングできます。
リップで返した板は進行方向を戻るように下に向けると失速しにくいです。
アップスもこの要領で上下を大きく使ったライン取りに変わるので、上手く見えます。ボードが動かしやすいのでチョコチョコ動かしてしまいがちになるので、波を大きく上下に使ってみましょう。
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ツインスタビとは?のまとめ
以上、簡単ですがツインスタビの解説をいたしました。
サーフィンライフをより楽しむための一助となれば幸いです。